SELinuxの無効化・有効化



 通常SELinuxは意識しなくてもデフォルトでインストールされます。

 SELinuxを無効化・有効化するには、以下のようにします。

●SELinuxの無効化
# getenforce ← SELinux状態確認
Enforcing ← SELinux有効
# setenforce 0 ← SELinux無効化
# getenforce ← SELinux状態確認
Permissive ← SELinux無効
:SELinuxモジュールによるアクセス制御が無効になっている場合は「Disable」と表示されます。
 上記の設定は一時的な変更であるため、再起動すると元に戻ってしまいます。そこで、下記のようにSELinux設定ファイルを編集します。
# vi /etc/sysconfig/selinux ← SELinux設定ファイル編集
SELINUX=enforcing

SELINUX=disabled ← システム起動時にSELinuxを無効化
 設定を反映させるため、再起動します。
# shutdown -r now
# getenforce ← SELinux状態確認
Disable ← モジュールによる無効化

●SELinuxの有効化
# getenforce ← SELinux状態確認
Permissive ← SELinux無効
:SELinuxモジュールによるアクセス制御が無効になっている場合は「Disable」と表示されます。
# setenforce 1 ← SELinux有効化
# getenforce ← SELinux状態確認
Enforcing ← SELinux有効
 上記の設定は一時的な変更であるため、再起動すると元に戻ってしまいます。そこで、下記のようにSELinux設定ファイルを編集します。
# vi /etc/sysconfig/selinux ← SELinux設定ファイル編集
SELINUX=disabled

SELINUX=enforcing ← システム起動時にSELinuxを有効
 設定を反映させるため、再起動します。
# shutdown -r now
# getenforce ← SELinux状態確認
Enforcing ← SELinux有効

起動すらしなくなったら?

 enforcingモードで起動すらしなくなった場合は、bootパラメータを修正しpermissiveモードで起動させることができます。FC6では以下の手順で可能です。

1. Grub起動画面で「e」を入力
2. 次の画面でOSを選択して「e」を入力
3. 次の画面で「kernel〜」で始まる行を選択して「e」を入力
4. 行末に「enforcing=0」を追加し、リターンを入力する。
5. 次の画面で「b」を入力する。